知ってるようで知らなかった!
見ていたつもりで見ていなかった!
あなたには、そんな物語がありますか?
私にはあります。それが「紅の豚」
やたらカッコいい飛行機乗りの豚ポルコ
憂いを秘めた歌姫ジーナ
飛行機の再生と調整を助ける若い女性フィオ
憧れの存在なのか、ともに戦うスタッフなのか
二人の女性の立ち位置が気になる、そんなストーリーだと。
私の記憶は言っていた。
しかーし!
実際に見てみると「こ、こういう話だったのか!」と驚きが。
ちゃんと見たことなかったんじゃん!という衝撃が。
一番好きなシーンは、飛行機を新しく作っているところ。
設計は17歳のフィオ。
製造工程は、三人のおばあちゃんを筆頭に、地元の女性たち。
男のロマンを感じるところは、フィオと飛行機制作代金を賭けた男の決闘(といいつつ見世物フェスティバル状態)。
この映画を見たことで、私は非常に学びになったのです。
私には理解できずにいた、男性心理。
・女性を守りたい
・女性の笑顔がみたい
・かっこよくありたい
・強くなければ意味がない、だから頑張る
・大きなもののために大きく稼ぐ
・金は実力についてくるもの、だから力をつける
・名誉ってなにより大事
紅の豚に登場する男性は、あらくれ者であっても非道なことはしない。
残虐なことはしない。
本当の意味では満たされている。
「誰かの幸せが許せない!不幸のドンゾコに陥れてやりたい」というような黒い思いは見えない。
いろいろな意味で清々しい物語であった。
「好きなことに没入していることが、幸せ」
「ある」ことに眼を向けて生きる。
まず今「命がある」ことを喜ぶ。
「大事にしているものを大事にする」状態で生きる。
今このとき、自分に嘘のない時間を積み重ねて生きる。
大人のメルヘン的映画、それが「紅の豚」
ときどき、見返したくなる作品だ、ということが、確認できました。
知ってるようで知らなかった!
見ていたつもりで見ていなかった!
いい作品だとわかったから、もう一度見たい!
あなたにとって、そんな物語はどれですか? 良かったら教えてくださいね。
こんどは、男性と一緒にあーでもないこーでもない、っていいながら、一緒に見たいなあ~。
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